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● 特徴
1 刑法総論の重要問題を網羅
豊富な具体的事例による演習方式によって刑法総論の重要問題を解説。
2 丁寧・わかりやすい解説
解釈の基本的立場は、おおむね判例・通説の立場を採用し、わかりやすく解説。
3 豊富な裁判例
最近の最高裁判例から下級審のものまで出典を明らかにしたうえ豊富に掲載。
● はしがき
年来もっぱら実務と理論との調和という立場から、筆者が意図し執筆した『実務刑事法』シリーズは、その1がこの「刑法総論」、以下、2が「刑法各論」、3が「刑事訴訟法上」、4が「刑事訴訟法下」である。
このシリーズは、いずれも、これまでにみられる普通の教科書や註釈書の類とは全く趣を異にし、そのほとんどを具体的事例に基づく演習方式によって重要問題を解説するという方法がとられているところにその特色がある。
また、その基本的立場は、おおむね判例・通説の線上にあるため、判例は、下級審のものまで出典を明らかにしたうえ詳しく登載したが、学説・文献の引用は省略してある。
もっとも、この「刑法総論」においては、最近の新しい学説の流れを常に意識するとともに、筆者個人の見解も示されている個所もある。なお、「刑法総論」と「刑法各論」においては、必要に応じて、改正刑法草案の関係法条の説明を加え、読者の便をはかった。
このシリーズの活用は、刑事実務にたずさわる人々のみならず、刑法と刑事訴訟法とを、実際の事象と関連せしめて具体的に勉強しようとする人々に対して、意想外の大きな成果をもたらすことを期待したい。
昭和49年7月 安西 温
● 改訂版はしがき
社会の国際化等に伴う国外犯処罰規定に関する刑法改正、重大犯罪についての国民の規範意識の変化等に対処するための刑法等の改正に伴う改訂を平成17年に行ったが、その後、刑法総論・各論ともに重大な法改正が行われている。
特に、総論関係では、監獄法改正(平成17年法律50号、同18年法律58号)、公務執行妨害・窃盗の法定刑への罰金刑新設とともに行われた労役場留置関係の刑法改正(平成18年法律38号)、執行猶予者保護観察法等を統合した更生保護法制定(平成19年法律88号)、刑の時効に関する刑法改正(平成22年法律26号)等を上げることができる。
また、注目すべき最高裁判例等も出ており、今回の改訂ではこれら最近の法改正を盛り込むとともに、最新の判例等にもできる限り触れるようにし、内容を最新のものにした。
平成22年11月 河村 博
● 総目次
第1章 刑罰法規と犯罪
1 刑法の意義と性格
2 刑法の機能
3 刑法理論
4 罪刑法定主義(その1)-意義と沿革
5 罪刑法定主義(その2)-罪刑法定主義の派生原則
6 罪刑法定主義(その3)-刑罰法規の明確性
7 罪刑法定主義(その4)-刑罰法規の解釈-拡張解釈と類推解釈(一)-その差異
8 罪刑法定主義(その5)-刑罰法規の解釈-拡張解釈と類推解釈(二)-胎児は人か
9 刑罰法規の適用範囲(その1)-時間的適用範囲-犯罪後の法律による刑の変更
10 刑罰法規の適用範囲(その2)-場所的適用範囲(一)-通則
11 刑罰法規の適用範囲(その3)-場所的適用範囲(二)-属地主義の原則
12 刑罰法規の適用範囲(その4)-場所的適用範囲(三)-国外犯の特例
13 刑罰法規の適用範囲(その5)-場所的適用範囲(四)-外国判決の効力
14 刑罰法規の適用範囲(その6)-人的適用範囲
15 犯罪の意義と成立要件
16 犯罪の基礎としての行為(その1)-因果的行為論と目的的行為論
17 犯罪の基礎としての行為(その2)-半覚醒下の意識状態における動作の行為性(夢の中の殺人)
18 処罰条件および処罰阻却事由
第2章 構成要件
19 構成要件(その1)-意義
20 構成要件(その2)-犯罪構成事実と構成要件該当性の判断
21 構成要件(その3)-構成要件要素(一)-行為の主体(1)-法人の犯罪能力
22 構成要件(その4)-構成要件要素(二)-行為の主体(2)-業務主の処罰
23 構成要件(その5)-構成要件要素(三)-行為の主体(3)-身分犯・常習犯
24 構成要件(その6)-構成要件要素(四)-行為の主体(4)-公務員
25 構成要件(その7)-構成要件要素(五)-主観的構成要件要素・主観的違法要素-目的犯・傾向犯
表現犯
26 構成要件(その8)-構成要件要素(六)-客体的構成要件要素-行為の客体と保護の客体、行為の状況、行為の結果(結果犯と挙動犯)
27 構成要件の諸型態(その1)-実行犯と形式犯
28 構成要件の諸型態(その2)-即時犯・継続犯・状態犯・不可罰的事後行為
29 構成要件の諸型態(その3)-結合犯
30 構成要件の諸型態(その4)-結果的加重犯(一)-意義と問題点
31 構成要件の諸型態(その5)-結果的加重犯(二)-結果的加重犯と共犯の刑責
32 実行行為
33 不作為犯(その1)-意義。不真正不作為犯の成立要件
34 不作為犯(その2)-不真正不作為犯の作為義務の体系的地位
35 不作為犯(その3)-不作為による殺人等(一)-通常の事例
36 不作為犯(その4)-不作為による殺人等(二)-緊急救助義務との関係
37 不作為犯(その5)-不作為による詐欺
38 不作為犯(その6)-不作為による死体遺棄
39 不作為犯(その7)-不作為による放火
40 間接正犯(その1)-意義と成立範囲
41 間接正犯(その2)-責任無能力者の利用(一)-間接正犯と教唆犯との限界
42 間接正犯(その3)-責任無能力者の利用(二)-被害者自身を道具とする殺人罪の間接正犯
43 間接正犯(その4)-死せる道具の利用、故意のない道具の利用
44 間接正犯(その5)-目的のない故意ある道具の利用-間接正犯者の錯誤
45 間接正犯(その6)-故意ある幇助的道具の利用
46 間接正犯(その7)-間接正犯における実行の着手
47 間接正犯(その8)-自手犯(一)-形式的自手犯
48 間接正犯(その9)-自手犯(二)-実質的自手犯
49 原因において自由な行為(その1)-故意犯の場合
50 原因において自由な行為(その2)-過失犯の場合
51 因果関係(その1)-因果関係の理論
52 因果関係(その2)-教科書的事例における条件説と相当因果関係説
53 因果関係(その3)-因果関係に関する判例のすう勢-相当因果関係説への移行
54 因果関係(その4)-結果的加重犯の因果関係(一)-暴行と死亡との関係
55 因果関係(その5)-結果的加重犯の因果関係(二)-身体傷害と死亡との関係
56 因果関係(その6)-被害者の身体的特異事情と因果関係
57 因果関係(その7)-犯罪時における被害者の行動・動作の介入による結果の促進と因果関係(一)
58 因果関係(その8)-犯罪時における被害者の行動・動作の介入による結果の促進と因果関係(二)
59 因果関係(その9)-第三者の故意行為の介入による結果の促進と因果関係
60 因果関係(その10)-受傷後における被害者または第三者の過失行為の介入による結果の促進と因果関係
61 因果関係(その11)-過失犯の因果関係(一)-不可抗力か否か
62 因果関係(その12)-過失犯の因果関係(二)-数人の過失の競合
63 因果関係(その13)-疫学的因果関係と刑法上の因果関係
64 因果関係(その14)-不作為の因果関係
第3章 違法性
65 違法性(その1)-意義と本質
66 違法性(その2)-違法性阻却事由(一)-意義、違法性阻却の一般的原理
67 違法性(その3)-違法性阻却事由(二)-超法規的違法性阻却事由
68 違法性(その4)-可罰的違法性論(一)-一般事件における論点
69 違法性(その5)-可罰的違法性論(二)-公安労働事件における裁判例
70 違法性(その6)-可罰的違法性論(三)-労働争議関連事件における最高裁判例の変遷
71 違法性(その7)-可罰的違法性論(四)-公安条例違反の違法性
72 正当防衛(その1)-要件
73 正当防衛(その2)-侵害の急迫性(一)-過去の侵害行為と急迫性
74 正当防衛(その3)-侵害の急迫性(二)-未来の侵害行為と急迫性(1)
75 正当防衛(その4)-侵害の急迫性(三)-未来の侵害行為と急迫性(2)
76 正当防衛(その5)-侵害の急迫性(四)-未来の侵害行為に対する防衛設備と正当防衛の成否
77 正当防衛(その6)-不正の侵害(一)-対物防衛
78 正当防衛(その7)-不正の侵害(二)-挑発による侵害に対する正当防衛の成否
79 正当防衛(その8)-防衛の意思(一)-その意義と要否
80 正当防衛(その9)-防衛の意思(二)-憤激による行為と防衛の意思
81 正当防衛(その10)-防衛の意思(三)-防衛の意思と攻撃の意思との併存
82 正当防衛(その11)-防衛行為の相当性(一)-意義
83 正当防衛(その12)-防衛行為の相当性(二)-補充性および法益権衡の要否
84 正当防衛(その13)-喧嘩と正当防衛
85 正当防衛(その14)-誤想防衛
86 正当防衛(その15)-過剰防衛(一)-意義
87 正当防衛(その16)-過剰防衛(二)-死亡の結果を生じた反撃
88 正当防衛(その17)-誤想過剰防衛
89 正当防衛(その18)-「盗犯等の防止及び処分に関する法律」と正当防衛(一)-1条1項
90 正当防衛(その19)-「盗犯等の防止及び処分に関する法律」と正当防衛(二)-1条2項(1)-意義と効果
91 正当防衛(その20)-「盗犯等の防止及び処分に関する法律」と正当防衛(三)-1条2項(2)-誤想防衛の場合に限る
92 緊急避難(その1)-要件と性質
93 緊急避難(その2)-正当防衛と緊急避難との異同
94 緊急避難(その3)-現在の危難(一)-性質
95 緊急避難(その4)-現在の危難(二)-自招危難と緊急避難
96 緊急避難(その5)-避難行為と補充の原則
97 緊急避難(その6)-法益権衡の原則、過剰避難
98 緊急避難(その7)-業務上の特別義務者と緊急避難
99 正当行為(その1)-刑法35条の法意
100 正当行為(その2)-法令による行為(一)-懲戒権の行使
101 正当行為(その3)-法令による行為(二)-私人による現行犯逮捕の際の実力行使
102 正当行為(その4)-正当業務行為(一)-違法性阻却の要件
103 正当行為(その5)-正当業務行為(二)-弁護士の弁護活動
104 正当行為(その6)-正当業務行為(三)-新聞記者の取材活動
105 正当行為(その7)-被害者の承諾(一)-違法性阻却の要件
106 正当行為(その8)-被害者の承諾(二)-特異な事例
107 正当行為(その9)-被害者の承諾(三)-推定的承諾
108 正当行為(その10)-自損行為・治療行為
109 正当行為(その11)-美容整形手術・性転換手術
110 正当行為(その12)-臓器移植
111 正当行為(その13)-安楽死
112 正当行為(その14)-自救行為(一)-要件
113 正当行為(その15)-自救行為(二)-正当防衛ないし自救行為としての建造物損壊
114 正当行為(その16)-労働争議行為(一)-労働争議行為の正当性の要件
115 正当行為(その17)-労働争議行為(二)-闘争手段としてのビラ貼り行為
第4章 責任
116 責任(その1)-意義と本質
117 責任(その2)-規範的責任論
118 責任(その3)-故意と過失
119 責任能力(その1)-意義
120 責任能力(その2)-心神喪失、心身耗弱
121 責任能力(その3)-責任能力の判定基準(とくに精神分裂病)
122 責任能力(その4)-瘖(やまいだれに「音」)啞(くちへんに「亞」)者と刑事未成年者
123 故意(その1)-構成要件的故意(一)-意義
124 故意(その2)-構成要件的故意(二)-意味の認識
125 故意(その3)-構成要件的故意(三)-故意の種類
126 故意(その4)-構成要件的故意(四)-未必の故意(1)-殺人事件の場合
127 故意(その5)-構成要件的故意(五)-未必の故意(2)-自動車事故による死傷事件の場合
128 故意(その6)-事実の錯誤-意義と種類
129 故意(その7)-具体的事実の錯誤(一)-故意の成否を定める基準(法定的符号説)
130 故意(その8)-具体的事実の錯誤(二)-客体の錯誤の場合
131 故意(その9)-具体的事実の錯誤(三)-方法の錯誤の場合(1)-典型的事例
132 故意(その10)-具体的事実の錯誤(四)-方法の錯誤の場合(2)-応用事例
133 故意(その11)-具体的事実の錯誤(五)-因果関係の錯誤(1)-典型的事例
134 故意(その12)-具体的事実の錯誤(六)-因果関係の錯誤(2)-ウェーバーの概括的故意
135 故意(その13)-抽象的事実の錯誤(一)-故意の成否を定める基準(法定的符号説)
136 故意(その14)-抽象的事実の錯誤(二)-錯誤が異質的で重なり合わない2個の構成要件にまたがっている場合
137 故意(その15)-抽象的事実の錯誤(三)-錯誤が同質的で重なり合う2個の構成要件にまたがっている場合(1)-軽い事実の故意犯の成立
138 故意(その16)-抽象的事実の錯誤(四)-錯誤が同質的で重なり合う2個の構成要件にまたがっている場合(2)-薬物の錯誤
139 故意(その17)-抽象的事実の錯誤(五)-刑法38条2項の法意
140 故意(その18)-人的処罰阻却事由の錯誤
141 故意(その19)-違法性の認識(一)-その要否
142 故意(その20)-違法性の認識(二)-故意説と責任説
143 故意(その21)-法律の錯誤(一)-故意または責任への影響、刑法38条3項の法意
144 故意(その22)-法律の錯誤(二)-具体的適用事例
145 故意(その23)-法律の錯誤(三)-あてはめの錯誤
146 故意(その24)-事実の錯誤か法律の錯誤か(一)-法律的事実の錯誤
147 故意(その25)-事実の錯誤か法律の錯誤か(二)-違法性阻却事由の錯誤
148 故意(その26)-事実の錯誤か法律の錯誤か(三)-「もま・むささび事件」と「むじなたぬき事件」
149 故意(その27)-事実の錯誤か法律の錯誤か(四)-行政犯における問題
150 過失(その1)-構成要件的過失(一)-意義
151 過失(その2)-構成要件的過失(二)-認識のない過失と認識のある過失、重過失と軽過失
152 過失(その3)-構成要件的過失(三)-客観的注意義務(1)-内容
153 過失(その4)-構成要件的過失(四)-客観的注意義務(2)-その客観性と定型性
154 過失(その5)-構成要件的過失(五)-客観的注意義務(3)-危険の分配
155 過失(その6)-構成要件的過失(六)-客観的注意義務(4)-信頼の原則
156 過失(その7)-構成要件的過失(七)-客観的注意義務(5)-その不存在による過失犯の不成立(不可抗力)
157 過失(その8)-過失犯の有責性(主観的注意義務違反)
158 過失(その9)-速度違反における過失犯と故意犯
159 過失(その10)-過失犯の処罰(刑法38条1項但書の法意)
160 期待可能性(その1)-意義、その判断基準
161 期待可能性(その2)-期待不可能による責任の阻却
162 期待可能性(その3)-故意犯の場合
163 期待可能性(その4)-過失犯の場合
第5章 未遂犯
164 未遂犯(その1)-犯罪実現の段階性(決意、予備、陰謀、未遂、既遂)
165 未遂犯(その2)-予備-意義、予備の中止
166 未遂犯(その3)-狭義の未遂犯、着手未遂と実行未遂
167 未遂犯(その4)-実行の着手(一)-意義
168 未遂犯(その5)-実行の着手(二)-窃盗罪の場合(1)-金品物色行為、窃盗の目的をもってする倉庫・土蔵への侵入
169 未遂犯(その6)-実行の着手(三)-窃盗罪の場合(2)-スリ窃盗
170 未遂犯(その7)-実行の着手(四)-主要犯罪類型における諸相
171 未遂犯(その8)-中止犯(一)-意義
172 未遂犯(その9)-中止犯(二)-中止意思の任意性(1)-盗犯の場合
173 未遂犯(その10)-中止犯(三)-中止意思の任意性(2)-殺人の場合
174 未遂犯(その11)-中止犯(四)-中止意思の任意性(3)-強姦の場合
175 未遂犯(その12)-中止犯(五)-中止行為(1)-結果発生阻止のための真摯な努力
176 未遂犯(その13)-中止犯(六)-中止行為(2)-中止行為と結果不発生との因果関係
177 不能犯(その1)-意義、不能犯と未遂犯との区別の標準
178 不能犯(その2)-方法の不能と客体の不能
179 不能犯(その3)-方法の不能か否か(一)-毒劇物による殺人行為
180 不能犯(その4)-方法の不能か否か(二)-不適切と思われる手段による殺人行為
181 不能犯(その5)-方法の不能か否か(三)-実現不可能と思われる欺罔的手段
182 不能犯(その6)-客体の不能か否か(一)-財物の不存在により結果不発生に終った窃盗行為、事実の欠缺
183 不能犯(その7)-客体の不能か否か(二)-客体の不存在により結果不発生に終った殺人行為
184 不能犯(その8)-強姦罪における方法の不能と客体の不能
第6章 共犯
185 共犯-意義と種類
186 共同正犯(その1)-犯罪共同説と行為共同説
187 共同正犯(その2)-成立要件とその処分(一)-同時犯との相違(1)
188 共同正犯(その3)-成立要件とその処分(二)-同時犯との相違(2)
189 共同正犯(その4)-過失犯の共同正犯の成否
190 共同正犯(その5)-共同実行の意思(一)-共謀・謀議
191 共同正犯(その6)-共同実行の意思(二)-片面的共同正犯
192 共同正犯(その7)-共同実行の事実(一)-実行行為の分担
193 共同正犯(その8)-共同実行の事実(二)-承継的共同正犯(1)-その成立範囲
194 共同正犯(その9)-共同実行の事実(三)-承継的共同正犯(2)-結合犯の場合
195 共同正犯(その10)-共同実行の事実(四)-共謀共同正犯(1)-判例と学説の対立、いわゆる練馬事件判決
196 共同正犯(その11)-共同実行の事実(五)-共謀共同正犯(2)-実行行為に関与しなかった者の刑責
197 狭義の共犯(その1)-共犯の従属性(一)-共犯の従属性の要否
198 狭義の共犯(その2)-共犯の従属性(二)-共犯の従属性の程度-教唆犯と間接正犯との限界
199 狭義の共犯(その3)-教唆犯(一)-成立要件と処罰
200 狭義の共犯(その4)-教唆犯(二)-教唆の未遂、未遂の教唆、アジャン・プロヴォカトェール
201 狭義の共犯(その5)-教唆犯(三)-間接教唆(再間接教唆)。窃盗教唆と賍物罪
202 狭義の共犯(その6)-幇助犯(一)-幇助行為(1)-有形的従犯と無形的従犯
203 狭義の共犯(その7)-幇助犯(二)-幇助行為(2)-見張りは幇助犯か共同正犯か
204 狭義の共犯(その8)-幇助犯(三)-幇助行為(3)-禁制品密輸入に関する特殊事例
205 狭義の共犯(その9)-幇助犯(四)-幇助行為(4)-不作為による幇助
206 狭義の共犯(その10)-幇助犯(五)-承継的従犯
207 狭義の共犯(その11)-幇助犯(六)-片面的従犯
208 狭義の共犯(その12)-幇助犯(七)-間接従犯
209 共犯に関する諸問題(その1)-予備罪の共犯
210 共犯に関する諸問題(その2)-共同教唆と共同幇助、共謀共同教唆と共謀共同幇助
211 共犯に関する諸問題(その3)-共犯の競合
212 共犯に関する諸問題(その4)-共犯関係からの離脱
213 共犯に関する諸問題(その5)-共犯と中止犯(一)-共同正犯における中止犯
214 共犯に関する諸問題(その6)-共犯と中止犯(二)-教唆犯と幇助犯における中止犯
215 共犯に関する諸問題(その7)-共犯の錯誤(一)-共同正犯における錯誤(1)-具体的事実の錯誤の場合
216 共犯に関する諸問題(その8)-共犯の錯誤(二)-共同正犯における錯誤(2)-抽象的事実の錯誤の場合(イ)
217 共犯に関する諸問題(その9)-共犯の錯誤(三)-共同正犯における錯誤(3)-抽象的事実の錯誤の場合(ロ)-結果的加重犯に関連して
218 共犯に関する諸問題(その10)-共犯の錯誤(四)-教唆犯・幇助犯における錯誤(1)-具体的事実の錯誤の場合
219 共犯に関する諸問題(その11)-共犯の錯誤(五)-教唆犯・幇助犯における錯誤(2)-抽象的事実の錯誤の場合(イ)
220 共犯に関する諸問題(その12)-共犯の錯誤(六)-教唆犯・幇助犯における錯誤(3)-抽象的事実の錯誤の場合(ロ)
221 共犯に関する諸問題(その13)-共犯の錯誤(七)-教唆犯・幇助犯における錯誤(4)-抽象的事実の錯誤の場合(ハ)-結果的加重犯と関連して
222 共犯に関する諸問題(その14)-共犯の錯誤(八)-異なる共犯形式間における錯誤
223 共犯に関する諸問題(その15)-共犯の錯誤(九)-共犯と間接正犯との錯誤
224 共犯に関する諸問題(その16)-共犯と身分(一)-刑法65条1項の法意(真正身分犯に対する非身分者の加功)
225 共犯に関する諸問題(その17)-共犯と身分(二)-刑法65条2項の法意(不真正身分犯に対する非身分者の加功)
226 共犯に関する諸問題(その18)-共犯と身分(三)-横領罪および業務上横領罪に対する非身分者の加功
第7章 犯罪の個数
227 犯罪の個数(その1)-罪数を定める標準(一)-本来的一罪の範囲
228 犯罪の個数(その2)-罪数を定める標準(二)-一個の行為による数個の法益侵害と罪数
229 犯罪の個数(その3)-本来的一罪(一)-広義の包括的一罪(1)-集合犯
230 犯罪の個数(その4)-本来的一罪(二)-広義の包括的一罪(2)-接続犯(イ)-窃盗の場合
231 犯罪の個数(その5)-本来的一罪(三)-広義の包括的一罪(3)-接続犯(ロ)-殺人の場合
232 犯罪の個数(その6)-本来的一罪(四)-広義の包括的一罪(4)-狭義の包括的一罪
233 犯罪の個数(その7)-本来的一罪(五)-法条競合
234 犯罪の個数(その8)-科刑上一罪(一)-意義とその取扱い
235 犯罪の個数(その9)-科刑上一罪(二)-観念的競合(1)-一個の行為の判断基準
236 犯罪の個数(その10)-科刑上一罪(三)-観念的競合(2)-包括的一罪(狭義)・集合犯に関連して
237 犯罪の個数(その11)-科刑上一罪(四)-観念的競合(3)-否定例
238 犯罪の個数(その12)-科刑上一罪(五)-観念的競合(4)-交通事故・交通違反の罪数
239 犯罪の個数(その13)-科刑上一罪(六)-牽連犯
240 犯罪の個数(その14)-併合罪(一)-罪数上の意義
241 犯罪の個数(その15)-併合罪(二)-範囲(刑法45条の意味)
242 犯罪の個数(その16)-併合罪(三)-集合犯・継続犯・牽連犯と刑法45条後段
第8章 刑罰
243 刑罰の体系(その1)-刑罰の種類・本質
244 刑罰の体系(その2)-刑罰と保安処分
245 刑罰の体系(その3)-死刑(一)-わが国の死刑制度
246 刑罰の体系(その4)-死刑(二)-死刑存廃論
247 刑罰の体系(その5)-懲役・禁錮・拘留
248 刑罰の体系(その6)-罰金・科料
249 刑罰の体系(その7)-没収(一)-対象物(1)-刑法19条
250 刑罰の体系(その8)-没収(二)-対象物(2)-犯罪供用物件
251 刑罰の体系(その9)-没収(三)-没収の及ぶ物的範囲
252 刑罰の体系(その10)-没収(四)-没収の及ぶ人的範囲
253 刑罰の体系(その11)-没収(五)-実際的適用、第三者所有物の没収手続
254 刑罰の体系(その12)-没収(六)-追徴
255 刑罰の適用(その1)-刑罰の適用過程
256 刑罰の適用(その2)-処断刑(一)-刑の加重事由(1)-併合罪加重
257 刑罰の適用(その3)-処断刑(二)-刑の加重事由(2)-累犯加重
258 刑罰の適用(その4)-処断刑(三)-刑の減軽・免除事由(1)-通則
259 刑罰の適用(その5)-処断刑(四)-刑の減軽・免除事由(2)-自首・首服による刑の減軽
260 刑罰の適用(その6)-処断刑(五)-刑の加重・減軽の方法
261 刑罰の適用(その7)-宣告刑
262 刑罰の執行(その1)-刑の執行猶予(一)-制度の目的
263 刑罰の執行(その2)-刑の執行猶予(二)-初度の執行猶予(1)-要件
264 刑罰の執行(その3)-刑の執行猶予(三)-初度の執行猶予(2)-執行猶予期間中に発覚した余罪に対する執行猶予の許否
265 刑罰の執行(その4)-刑の執行猶予(四)-再度の執行猶予
266 刑罰の執行(その5)-刑の執行猶予(五)-期間・取消・効果
267 刑罰の執行(その6)-未決勾留日数の算入、刑期
268 刑罰の執行(その7)-仮釈放
269 刑罰の消滅(その1)-刑罰消滅事由(一)-刑罰執行権および刑言渡の効力の消滅
270 刑罰の消滅(その2)-刑罰消滅事由(二)-刑の時効
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